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福建に大量の戦闘機進駐 目的は

2012年12月01日
【新唐人2012年12月01日付ニュース】先日、外国メディアが大量の戦闘機が中国福建省に進駐したと報道し、様々な憶測を呼んでいます。これに対し、中国国防省はコメントを控えています。尖閣諸島をめぐり日中関係の膠着状態が続く中、中国側の一連の行動は起こりうるさらなる衝突を防ぐためだと、アナリストは見ています。
 
11月29日、中国国防省の定例記者会見で、ある記者が大量の戦闘機が福建に進駐し、随時尖閣諸島に向け飛び立つ状態にあるとの情報についてたずねました。また、この事は中国軍が尖閣諸島情勢に対して軍事的準備を進めていることを意味するのかと質問。
 
これに対し、中国国防省の耿雁生(こう がんせい)報道官は、この問題は軍事配置に関わるため、コメントを控えると答えました。
 
時事評論家・華頗(かは)さんは、今回の戦闘機の進駐を含め、先日の空母艦載機の発着艦成功のニュースや、南京軍区、広州軍区、済南軍区での大規模軍事演習などの一連の行動は、主に日本に見せつけるためだと分析します。
 
時事評論家 華頗さん
「自民党が政権を取った場合、尖閣問題において中国との対立が深まり、衝突が発生する可能性もあると判断し、中国は日中間の危機深刻化に対する準備を進めているかもしれません」
 
また、中国軍の一連の行動は、日本に対してだけでなく、中国軍の実力を見せつける事で、アメリカをけん制するためだとも分析します。
 
時事評論家 華頗さん
「もし 中日間で危機が発生した場合、中国が気にするのは日米安保条約に基づいて、米国が日本を支援することです。中国にとって、米国の直接介入は望ましくなく、米国とは公に対立したくないのです」
 
近日、中国メディアは空母艦載機の発着艦の成功を大々的に報じています。一方、専門家は空母“遼寧”はウクライナから購入した廃棄空母を改造した物で、戦闘力を備えるまでは数年はかかると見ています。艦載機の“殲15”もロシアの戦闘機を模倣して作られた模倣品であるといわれています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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